日記

■2021年05月18日(Tue)　『魏晋南北朝通史内編』つづき

とりあえずキリの良いところまで読んだので。

呉の孫権は、魏と和親のため孫権の子孫登を任子として魏に差し出す約束をしたが、守る気はなく、魏が兵を出して問いただしたところで、元号を黄武元年と改めて交戦の意を表す。
むしろ蜀と仲良くしはじめる。（蜀に使いを送り、白帝城にて劉備を見舞わせた。
呉は魏を退却せしめたが、属国になることはしない意思であって、完全に敵対するいしてはなく、また、蜀からの報復（関羽の件）を恐れているので、蜀と仲良くするのもこわい。
が、ここで、蜀（諸葛亮）から和親の申し出があり、呉がこれを受け、事実上呉は魏から独立？の状態になる。のだが、孫権はこの時点でまだ皇帝に立っていない。
呉と蜀も事実上対等だが、蜀は皇帝を立てていて、呉は立てていない→形式上対等ではなかったのでは？なるほどそうだろうけど、証明できないらしく残念すぎる。（読んでるものが若干古いが）
文書の一通や二通残ってたらよかったのにな～と思うが、このころ日本は弥生時代とかだよね、、これだけ記録があるだけでも大陸ってすげ～～～～と思うのであった。
いわゆる三国分立というのは229年に孫権が皇帝に立ったところからなんだとか。

■2021年05月16日(Sun)　『魏晋南北朝通史内編』読みはじめました

神社に行った話を書こうと思ってちまちま打ってたんだけど、もう記憶が古すぎて…やっぱり鉄は熱いうちに打てというわけですよね。

そういうわけで、今、東洋文庫の『魏晋南北朝通史内編』（岡崎文夫、1989、平凡社）を読んでいる！
中国史ぜんぜん興味なかったんだけど、三国志にはまりはじめたフォロワさんの影響で読みはじめたら面白い。面白いが内容を読んだ先から忘れてしまうのでメモ書き程度にここに記す。

曹操：
袁紹とともに董卓を討つ。黄巾の乱の余徒と戦って勝ち続けることで袁紹の推挙を得て東郡の太守に。徐州（陶謙）を、かつて部下が曹操の父を殺したということでかこつけ、攻める。
「このとき曹操は泗水流域の諸郡県を屠り、およそ男女数十万を殺し、鶏犬も余すなく、泗川ために流れず、地方の行旅まったく杜絶したと称せらるるほどの乱暴を」日本史畑にいるとこういう規模感に眩暈がする。数字の規模が違いすぎる。いくらか盛っているんだろうけど、毎回盛られて？いるのでしょうか？有識者に聞きたい。
たびたび出てくる、謀臣荀彧にも関心があります。
荀彧の勧めで、長安を逃れていた献帝を洛陽に擁して平定。これにより、大将軍（？）に引き上げられて袁紹より上に出ることになる。（このときも、根拠地は兗州）
なんだか時系列がよくわからないが、曹操の根拠地はたぶんこのあと冀州に移って？広がって？鄴にいるんですよね。そして魏王になるんだけど、ここがよくわからなくて、
魏は多分、便宜上かもしれないけど、漢の組織下、なのかな？日本の戦国時代でいうところの、室町幕府が死んでしまったわけではない（征夷大将軍はいる）けど、実態として威光がないという感じなのかな～教えて有識者～～
しかしここには、「異姓を封候することすら厳格にいえば漢の憲法でない」とあるので、そういうことなんかな…と思うわけです。守護大名でもないのに出てきやがってこいつ～～！みたいな感じなのかな～（しらん）
そしてお亡くなりになる曹操殿。（ナレ死）

横道だが、袁術：
袁紹の従弟だが、母の系統からいって袁紹よりも血統が正しいとの自負あり。「常に袁紹の人望あるに不平を抱き、呂布や公孫瓚と通じて袁紹に当たらんとし、自然袁紹は曹操と結んでこれに対抗」。この結果、曹操と袁紹が組んで兗州は曹操の手中へ。
「袁術の友人に陳珪という者があり、名家の子孫として袁術とは親しく交わったことがあった」わかっているけど書き方ね、ね、、。

劉備：
自称漢王室の血を引く者。曹操を退却させた赤壁の戦い（曹操は負けたんでなく船中で疫病が流行ったから船を焼いて退却したんだと言っている）とかの紆余曲折を経て、皇帝になりました。途中、大好きだった臣下・関羽を殺されました。
曹操が魏王になって三年後、劉備も漢中王に。曹操は異姓で簒奪者だけども、自分は漢の血を引いているので～みたいな感じだと思われる。
と　て　も　意　識　し　て　い　る　ね

曹操が死んだので、長子の曹丕が魏王になって、そののち……、で、出た！禅譲！漢室を受け継ぐ曹丕。すげ～～～～～（小並感）。
劉備が黙っちゃいないよね、となるわけですね。

孫権：
呉。たぶんあんまり人望はない。曹操についてみたり劉備についてみたり（多分…）。

関羽のことをメモしてなかった。
関羽、このあたりではもうお亡くなりなんですけど、オイシイ記述があったので。というか、ここを書きたくてこのメモ書きを始めたんだった。
関羽は孫権に殺されています。

劉備、皇帝となった翌年、関羽の復讐のために大挙東伐（呉は長江流域で東のほう）の兵を挙げる。おそらく劉備の独断、と。「清朝の史論家王夫之のごとき口をきわめて劉備の行動を非難して居る。要は漢室復興の大任を有しながら、彼劉備はもっぱらその部下一人の報復のためみだりに大軍を動かし」いいじゃない！これはね～～劉備から感じるスーパー攻め様感を増幅させてしまうね。
しかし当時もかなり批判された模様です。
無視して、自ら兵を率いていく劉備。若い＾＾　と思って調べたら６０さいくらいだった。あかん、これは耄碌してるほうだ。
それはそうと孫権は、劉備が関羽の復讐で攻めてくるんじゃないかとずっと恐れていたらしいので、大好きなのは喧伝されてたのかな～～＾＾　という感じ。
このへんの中国の歴史の感覚もわからないけれど。

劉備が死ぬのでこのあたりまでで区切ります。
（というか本当に劉備関羽の話が書きたかっただけ

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